月のように
今夜の空は明るかった。
深い蒼色に雲を散らして、一面に黒を30%くらいの乗算で載せた感じ。
そこに優しく浮かぶ、まあるく満たされた月。
父の戒名には「月」と「光」と云う字が入っている。
昼間でもそこに月は浮かんでいるように。
太陽と月が引っ張り合って、地球が生かされているように。
何時でも、父が見護ってくれているって云う意味を込めて。
これからも、心の中の光のような存在であるようにと云う気持ちを込めて、付けて下さったそうで。
父が亡くなった日から、暗闇が怖くなった。
そんなひろを励ましてくれているみたいな、夜なのに明るい空。
優しく光る月。
後ろばかり振り返っていないで、生きているひとを大事にしなきゃ、前を向かなきゃって思っていたことを思い出した。
今日も実家で父の遺影を見ながら散々泣いて、泣き疲れて眠ってしまった。
伯母と電話している母の声で目が覚めた。
「ひろが日に日に参って来てるのが可哀想で」って泣きそうな声の母に本当に申し訳ない気持ちになった。
明るく、前を向かなきゃ。
わたしが、元気を出さなきゃいけない。
そんなこと、この一週間くらいすっかり忘れていた。。。
奇しくも満月だった今宵。
父が頑張れ、頑張れ、負けるな、もう一度顔を上げろって云ってくれてるみたいだった。
父を送ってから、随分酷い顔をしていた。
美容液を叩いて、パックをして、肌に入念に水分を入れた。
新しいファンデを買いに行かないと。
新しいグロスも買おう。お粉もそろそろなくなりそう。
爪の形が整ったら綺麗な色のネイルを載せよう。
誰よりもうまくこころに鍵を掛けれるようになりたい。
忘れるのじゃない。
哀しみなんて、自分の中だけで思い続ければいい。
深い蒼色に雲を散らして、一面に黒を30%くらいの乗算で載せた感じ。
そこに優しく浮かぶ、まあるく満たされた月。
父の戒名には「月」と「光」と云う字が入っている。
昼間でもそこに月は浮かんでいるように。
太陽と月が引っ張り合って、地球が生かされているように。
何時でも、父が見護ってくれているって云う意味を込めて。
これからも、心の中の光のような存在であるようにと云う気持ちを込めて、付けて下さったそうで。
父が亡くなった日から、暗闇が怖くなった。
そんなひろを励ましてくれているみたいな、夜なのに明るい空。
優しく光る月。
後ろばかり振り返っていないで、生きているひとを大事にしなきゃ、前を向かなきゃって思っていたことを思い出した。
今日も実家で父の遺影を見ながら散々泣いて、泣き疲れて眠ってしまった。
伯母と電話している母の声で目が覚めた。
「ひろが日に日に参って来てるのが可哀想で」って泣きそうな声の母に本当に申し訳ない気持ちになった。
明るく、前を向かなきゃ。
わたしが、元気を出さなきゃいけない。
そんなこと、この一週間くらいすっかり忘れていた。。。
奇しくも満月だった今宵。
父が頑張れ、頑張れ、負けるな、もう一度顔を上げろって云ってくれてるみたいだった。
父を送ってから、随分酷い顔をしていた。
美容液を叩いて、パックをして、肌に入念に水分を入れた。
新しいファンデを買いに行かないと。
新しいグロスも買おう。お粉もそろそろなくなりそう。
爪の形が整ったら綺麗な色のネイルを載せよう。
誰よりもうまくこころに鍵を掛けれるようになりたい。
忘れるのじゃない。
哀しみなんて、自分の中だけで思い続ければいい。
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