東京から帰って来てから初めて実家に行ったら、ケーキが用意されていて。
そんなにひろが帰って来たことを歓迎してくれているの? って思ったら(ぇ)、数日遅れの弟の誕生日用のケーキと云う名目らしく(笑)。
ひろが箱を覗いた時には既に弟が1つ選んだ後。
家族4人分。
ひとつはパパにお供え。
酒豪で、顔に似合わず甘党だったパパ。
パパ。
あのこは未だこんなに若いんだよ。
誕生日を迎えても、未だこんなにも。
ひろ以上に、男同士もっともっと話したいことがあっただろうって思う。
あの日、声を上げて泣きじゃくる弟に、何もしてあげられなかった。
掛けられる言葉なんて、本当に本当になかった。
ひろが泣いている時はずっと隣に居てくれたのにね。
背中を撫でていてくれたのにね。
ほんと、どっちが年上なんだか解らない。
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