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独り暮らしenjoy中なひろの、気儘な日常フォトログ。
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『子どもたちは夜と遊ぶ』

『子どもたちは夜と遊ぶ』

読了。
上巻は移動中にちまちま読み進めていたのに、下巻は3〜4時間くらいで一気読み。
ページを捲る指が止まらなかった。
涙も止まらなかった。
もう3度読み返しました。

これはひろがヲタ属性だからかもしれないけれど、キャラ萌えって大切だなあと思いました。(そんな小学生の日記みたいな感想…)
格好良いとか綺麗とか可愛いとかどうしようもないとか、でも憎めないとか、そう云うファクタは何でも良いのだけれど、兎角入れ込むくらいに心を奪われるキャラクタが居ると熱中度が全然違う。
そう云う意味では、先日読んだ彼女の著作は面白かったわりにキャラ萌えが少なかったのだなあと(…)。
キャラは物凄く立っていたのにね。自分の熱中のメカニズムが謎です。

この作品も、正直トンデモ設定と云うか有り得ない過去を持つキャラが目立つし、今を悩み抜いている子たちも、現実に良くある女同士の友情の難しさ・ドロドロ加減を可也煮詰めてデフォルメした感はあるのだけれど、兎角巧くて。
やけにリアルで痛々しくて目が離せなかったです。

「不幸になってはいけません」
違うんです。違うんです、先生。だって。

「だけどもし、君がいつの日か物凄いピンチを迎えてどうしようもなくなったら、俺は必ず駆けつける。世界中のどこにいても必ずだ。人間には誰でも、大好きで泣かせたくない存在が必要なんだって。
 君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世の中のどこかにいるんだよ。不幸にならないで」


浅葱。
彼の幸せを、胸が痛くなるほど、壊れそうなほどに祈ってしまいます。
そして恭司。
ひろの頭の中を読んだ? 予言したの?
これは2005年にノベルスが発刊されているのだけども…、ひろが恭司と同じようなことを考えたのはたぶん、その年の冬だったと思います。
改めて凄いな辻村深月。
彼女は、色んな人の感性や感覚、日常的にふと思ってみるようなことをすっと汲み上げる天才です。

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