(untitled) 桜の色もかたちも、何も覚えていない。君が僕ばかり見ているから、僕は上空に広がる桜のアーチを見ている振りばかりしてた。暖かさを含んだ心地好い夜風と冷たい君の手に、幸せを噛み締めながら。花見をしたことがないと云う君の、やさしい記憶になればいい。
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