(untitled) 桜の色もかたちも、何も覚えていない。桜ばかりに目を取られ、君がボクの方を見ないから。ボクは桜じゃなく、君ばかり見てた。冷たいボクの手を包む、やさしい君の手に。冷たいボクの心を包む、やさしい君の声に。どうか、ボクの冷たさがうつりませんように。そんなひそやかな願いすら、甘い記憶に変わる。
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