宇宙の中に一つの惑星がある。
惑星の名は、「夢幻」と云う。
「夢幻」を司るのは、「迦瑠羅」と呼ばれる創造主であると云う。
夢幻の中には幾つかの大陸がある。
大陸は、色で示されることが多い。
大陸を治めるのは、「予言者」と呼ばれる神官である。
予言者は、言霊を操り時空を支配すると云う。
大陸は数多のエリアに分かれている。
エリアに、名は無い。
エリアを治めるのは、「純大天使」と呼ばれるひとつの生態系である。
今、金色の髪を揺らし、夢幻惑星の大陸の中の、一つのエリアを駆ける少年が居る。
その少年の駆けるエリアは「606」と云う。
「606」と云うのは、名ではない。
識別するための番号である。
何時か何処かで耳にした、歌うように語り継がれる神の代の御伽話。
曰く、名を付ければ愛着が湧く。
故に、エリアに名は不要である、と――。
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大昔書いていた(らしい)小説が沢山発掘されて、うっかり読み漁っています(…)。
一体何の影響を受けていた頃に書いたものなのか…。
因みにこのお話はこの後花を喰らう鬼の話に繋がっていくのですが、冒頭全く関係ないなあ(笑)。
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